3Dを活用し設計を行っている会社さんも増えてきていると思いますが、CADや高性能PCの価格などの経費の関係でまだ2Dが中心の会社さんも多いのではないでしょうか。またせっかく3Dを作成しても外注さんが2Dの図面で物がつくれないなどの環境の問題もあると思います。
ただ、3Dを活用した設計は大きなメリットがあります、今回無料(商用利用は61,600円/月)のCAD FUSION360での3D活用の設計を紹介したいと思います。
①自動部品一覧&バルーンとExcel出力
3Dで作成された部品を、自動的に表にします。パーツ名や材料など登録してあれば自動で表示され数量も自動で出るため、部品漏れや数の間違いがなくなります。またこの表はCSVに出力できるので発注資料や部品管理表などExcelでの資料作成が非常に容易にできます。
設計業務は本来創造的活動に100%時間を充てられる物ですが、実際は部品点数などの漏れなどのチェックや資料作成など多くの時間を取られていると思います、そのような業務を自動化できれば、ミスが削減され 効率も非常にUPします。
②設計変更の対応
これはよく変更のある値をパラメーターにしておき、各部品の関連の値を紐づけておく事で非常に簡単に変更することができます。また自動的に図面も変更されるため、非常に効果が上がります。
もちろんすべてにに対応できるわけではありませんが、部品のシリーズ物など決まった変更がある場合などはモデルの修正や図面の修正はすぐに対応できますので、工夫しただいで大きな効果が期待できます。
④組み立て分解動画作成
以下は組立手順を動画にしたものです、作成は非常に簡単です。この動画を製造現場や外注さんに図面と一緒に資料として提供することで、設計意図が伝わらずミスが起こることを防ぐ事ができます。特に最近は製造が中国など海外という場合も増えてきていると思います。海外では日本と違って図面を読む力がない人がかなりいます、私も中国やタイなどの工場でものづくりをしていましたが図面だけではなかなか良い物ができないという経験は山ほどあります。せっかくの皆さんの素晴らしい設計をうまく製造されるためにも、是非このような資料も作ってみてはどうでしょうか?
まとめ
このFusion360というCADはコストが非常に安いですが、あの は、AutoCAD を作った オートデスク 社がつくっており、世界一使われているCADとなります。今後も使用が増えていくと思います。みなさんの武器にしてもらい、みなさんの事業や業務がより発展していただければと願っております。
引用元:CNCCookbook(2018年のCAD調査結果 )
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